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2009年6月22日 (月)

「始める・始めない」「続ける・続けない」

浦安市内でも新型インフルエンザ患者が発生しました。市や県のホームページで情報提供が行われています。正確な情報のもと、冷静な対応をお願いたします。

6月定例県議会も代表質問、一般質問と進んでいます。各議員の質問を聴いていると、千葉県の様々な面を勉強することができてとても参考になります。自分の立場として、地域の代表としての立場は当然ですが、千葉県全体を考える立場にあることを改めて感じます。農業政策なども、浦安には農地がないことから関係ないと思いがちですが、生産地ではありませんが農産物の消費地であるわけで、安全な食の確保という点などからは考えていくべき問題であると思います。後継者不足などが問題となる中、第一次産業のあり方についても、今後取り組んでいきたい課題の一つです。

今回の6月補正予算で、いくつかの事業が始められます。一番話題となっている事業は、東京湾アクアラインの社会実験800円化です。そして、このほかでは、妊婦検診の無料検診回数の引き上げなどがあります。今回のこうした事業は、国からの交付金を使って始められるのですが、この2つとも事業終了の期限が設定されています。千葉県の財政状況は、このブログでもいつも書いていますが、大変厳しい状況にあります。国の交付金がなければ、現状では実施不可能な事業であるといえます。県民の立場で考えたとき、両方とも歓迎すべき事業であることは確かですが、ここで一つ問題があります。期間終了後の財源をどのように手当していくかということです。特に、妊婦検診などは必要である事業ですから、続けてほしい事業でありますが、県が始めた事業の財源を、その後市町村負担としていくことには少々無理があるように感じます。皆で知恵を出していかなければいけないと思います。

私の嫌いな言葉に「試行」という言葉があります。試行して、その結果を見て、全部で実施していくという形を行政はたまに取りますが、これなんかも、県民サービスの観点から見ればどうもおかしい、サービスに格差が生じるわけですから、行政の基本である公平性が担保されないわけです。やるなら一律にやることが望ましい形だといつも感じます。

制度創設や事業実施などによって、地域的、時間軸的に偏ってはいけないと思うわけです。制度が始まったら、後年度の人たちもその恩恵を受けられるようにすべきであり、特定の地域だけではなく、全体がその恩恵を享受できるようにしていかなければいけないと思います。文章が下手でわかりにくいかもしれませんが、ある制度を作ったとき、A地域だけでこの制度を利用できるという状況は×だということです。そして、その制度ができて、21年度だけその制度が利用でき、22年度に同様のサービスを受けようとしたら受けられなかったという状況、これも×だということです。

6月定例会の冒頭で、22年度を初年度とする総合計画の策定に着手するということが公表されました。行政改革計画、財政健全化計画とあわせて策定するということですが、そこではサービスの公平性と言うことに留意していただきたいと思うわけです。県民が何を求めているのか、制度創設、事業実施に当たって後年度まで維持できるのか、そういう視点からプライオリティをつけて計画策定をして行っていただきたいと思うわけです。プライオリティをつけるためには新たな施策事業を「始める・始めない」、そしてこれまでの施策事業を「続ける・続けない」ということを、財政的な裏づけと費用対効果などを勘案したうえできちんと考え、無駄を省いて効果的な施策事業の実施を望みます。2月定例会で成立した、総合計画を議決事件とする条例に基づき、今度の総合計画の策定に関しては、議会が関与する形となります。これまでの「10のちから」のようなあいまいなものではなく、数年後の千葉県の形、姿が見えるような計画にしていただきたいと思います。

私は、今回は一般質問での登壇はありませんが、予算委員会で質疑を行います。多分インターネット中継があると思いますので、ぜひご覧ください。

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