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2016年11月14日 (月)

手話コーラスコンテスト

私たち議員にとって、議員発議による条例制定は通過点に過ぎず、条例に基づいて施策事業がどのように展開されているのか、検証していくことが一つの役割です。議員発議で制定したということによって、県民、関係者の皆さんからご意見を聴きやすくなることも確かですし、そういった場にお招きいただけることもあります。議員にとってかけがえのない場であり、自分自身でも意見を聴くことができる場を大切にしたいと考えています。

Dscn5795Dscn5797_2Dscn579811月13日、千葉県聴覚者障害センターで開催された千葉県ろう重複障害者施設をつくる会主催の「秋穫祭」にお招きいただき、手話コーラスコンテスト2016の審査員を務めさせていただきました。「手話コーラス」と聞いて、一体だれが演者となるのか、手話をどのように使うのか、幼稚園の子供たちが合唱の時にやるような歌と手話をミックスしたものなのか、いろいろ想像していたのですが、実際に体験した手話コーラスは素晴らしいものでした。課題曲を手話で表現していくというものであり、歌詞を手話で行うグループ、歌詞と曲を独自に解釈してそれを手話で表すグループ、その態様は様々でした。今年の課題曲は、東日本大震災の復興ソングとしてつくられた「花は咲く」でした。この歌は、東北の被災県にゆかりのある人たちが、一説ごとを歌いつなぐというものです。

この詩の世界観をどのように表現していくのか、ユーモアあり、仕掛けあり、どのチームも素晴らしかったです。ろう者の方も参加していのですが、曲が聞こえない中で合わせていくということはとても大変な作業であったと思います。観覧者の多くが、笑い、涙し、楽しめた素晴らしいコンテストでした。私と言えば審査員として審査しなければいけないことも忘れ、楽しんでしまいました。そして、何より素晴らしかった演技は、審査結果発表後に披露された「花は咲く」の手話Dscn5800コーラスでした。演者はろう者の方で、千葉ろう者劇団「九十九」に所属しているという方でした。昨年度の優勝者ということで、卓越した表現力から、今年は特別演技となったようですが、手話がよくわからない私でも、感動し涙があふれました。歌詞と解釈のバランスが絶妙で、震災からの復興、祈り、「花は咲く」ということを体全体を使い表現されていました。

千葉ろう者劇団「九十九」は、昭和58年に創設され、30年以上活動を続けている劇団です。ろう者の持つ独特な表現力と手話を最大限に活かした演劇創造をめざし、ろう者の独特な表現能力をろう者のひとつの文化として育てあげていくためには、演劇しかないという信念のもとに、聴覚障害者のみならず、誰にでも楽しんで頂けるような芝居を創り上げていくことを目標に活動を続けています。世界ろう者演劇祭典や国民文化祭などにも参加しています。このような素晴らしい活動があることをもっと広めていかなければと感じています。

手話言語条例を制定したおかげで、素晴らしいものに触れ合うことができるし、多くの方々の声を寄せてもらえる機会が持てる、条例はつくって終わりではなく、その後も施策を推進していくために頑張らなければと、改めて感じました。

千葉聴覚障害者センターのHP

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